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専攻医について

総合診療科プログラム ごあいさつ

市立奈良病院総合診療科での研修

総合診療プログラム「地域医療のススメ」"奈良"
プログラム責任者  森川暢

市立奈良病院総合診療科の役割

市立奈良病院は奈良市の中核的な役割を果たす350床の急性期病院で奈良市の医療に欠かせない病院です。奈良市内でも2番目の規模を誇り、奈良市東部地域における最大規模の病院です。総合診療科は全科救急、内科初診外来をほぼ全て担当し、さらに専門科に該当しない感染症診療、高齢者医療、膠原病、診断困難症例、外傷などを中心とした病棟診療も担当しています。

研修体制

病棟研修では専攻医に主治医として治療方針に当たってもらいます。総合診療の指導医から病棟診療についてフィードバックがあります。

内科外来などでも診断が未確定な状態で診療も担当し回診、フィードバックを通じて総合的に病態を把握し、不明な病態に対しても理詰めでアプローチする臨床推論の基礎体力を身に着けていきます。

ER型救急を継続的に経験することで、救急に強い総合診療医になることが出来ます。書籍、「病院家庭医」の編集者および家庭医療指導医も在籍しており病院での家庭医療の実践、具体的には多併存疾患、複雑性の高い症例、高齢者医療、終末期医療、リハビリ、臨床倫理、多職種連携などについて勉強することが可能です。

教育コンテンツ

○臨床推論カンファレンス
診断が分からない時点で病歴、身体診察からどのようにアプローチするかを指導医の思考過程をなぞる形で学びます。

○カンファレンス
朝のカンファレンスや日々のDiscussionを通じて指導医から総合診療を実践する上での総合的に内科的疾患を見るための方策を身に着けていきます。また心理・社会的側面も踏まえて最善の診療方針について日々議論していきます。適宜、指導医から教育資料も用意することで自主学習を促します。

○総合診療レクチャー
BPSモデル、緩和ケア、感染症診療など総合診療を実践する上で不可欠な知識を座学で学習します。資料はITシステムを用いて診療科内で共有します。

○ジャーナルクラブ
EBMの実践を得意とする外部指導医とともに論文の批判的吟味と、実践への応用について議論します。論文は専攻医が実際に困った症例に基づいて選定するため論文の実践が診に付きます。

○レジデントデイ
月1回ポートフォリオの題材となりうる思い出深い症例を指導医とともに振り返ります。振り返りを通して指導医から総合診療/家庭医療の実践的な理論を学びます。

○地域医療のススメとしてのレクチャー/カンファレンス
全国の地域医療のススメの指導医のレクチャーや振り返りをしてもらう機会があります。ITを使用し遠隔地であってもレクチャーが聴けます。

○振り返り
月1回研修の振り返りをメンターとともに行います。総合診療/家庭医療の理論に基づいた振り返りを行うことで自己省察を行うことが可能です。

地域医療振興協会(JADECOM)の伝統あるプログラム 「地域医療のススメ」の西日本の拠点病院

日本で最大規模の総合診療プログラムで多数の卒業生を有する地域医療のススメにおける西日本の拠点病院が市立奈良病院です。

JADECOMのスケールメリットを生かして全国の指導医、および本部の教育センターが皆さんの研修を全面的にバックアップします。

地域医療のススメの特徴は以下の通りです。

JADECOMのジェネラリスト=家庭医+病院総合医になれる!
JADECOMが提供する総合診療医養成プログラム「東京北医療センター」「台東」「奈良」の3つのプログラムがあり、4年間で専門医資格を取得可能。今後は、新・家庭医療専門医の取得にも対応していく予定です。

全国がフィールド!
都市部の先進的教育基幹病院と、全国の先進的地域医療施設の両方で研修を行うことによるバランスの良い研修体制。都会も地域も楽しむことができます。

フレキシブルなローテーション!
全国に多数の研修施設があることで、各専攻医の学習ニーズとライフサイクルにあわせたローテーションが可能。どなたも働きやすい環境が整っています。

詳細は以下をご覧ください!
JADECOMアカデミー 地域医療のススメ ホームページ

勤務態勢

  • 土日祝日は休み(オンコール)
  • 当直明けは昼までには帰宅可能
  • 育児や介護などの事情がある医師なども働きやすい環境を構築

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