人工関節センター

人工関節に精通した専門医が手術を行い、チーム医療で早期の関節機能回復を目指します。

本邦では、人工関節置換術を受ける患者さんが年間10万人を超えています。手術した人工関節が約20年に渡って正常に機能するためには人工関節に精通した専門医が手術を行う必要があります。その専門施設として平成27年3月、当院に人工関節センターを開設しました。

  • 人工関節センターの特色
    当センターでは関節の機能障害を専門的に治療します。人工関節の専門医をはじめ、看護師やリハビリテーションスタッフ、薬剤師、ソーシャルワーカー等多くの病院スタッフがチームとなって密に連携し、患者さんの関節機能の回復を全力でサポートします。

    <主な取り扱い疾患>
    @加齢による膝関節の痛み等
    ・変形性膝関節症
    繰り返し膝関節を使うことで、膝のクッションである半月板や軟骨がすり減って痛みが生じたり、すり減った軟骨を修復しようとしてできた余分な骨(骨棘)のせいで膝が曲げにくいなど関節の動きに制限が生じたりする疾患です。 運動時や歩行時に関節痛が生じ、痛みが進行すると安静時痛も伴うようになります。また痛みで関節を動かしにくくなり、変形が進行すれば動く範囲も制限されます。

    A関節リウマチ
    関節リウマチは全身の各関節痛、腫脹、変形をきたす病気です。膝等の下肢の関節破壊が進むと痛みや不安定性がひどくなり歩行障害が出てきます。 内服薬、注射薬で効果がない場合は人工関節置換術の適応となります。
  • 変形性関節症に対する手術加療
    < 人工関節置換術とは >
    人工関節置換術とは、関節内の傷んだ軟骨を取り除き、金属あるいはポリエチレンで覆うことによって痛みを取り、また変形した形を正常に戻すことによって歩きやすくする手術です。

    <専門医による手術>
    長期間、人工関節の機能を正常に維持するためには、数o単位で正確な骨切りを行い適切な緊張バランスで人工関節を設置する必要があります。そのため専門医が行う必要があります。またさらに正確にするため、ナビゲーションシステム、PSI(患者特有のデバイスをもちいる手術)などの最先端技術を用いて手術を行います。
    また、当院は垂直式クリーン度100レベルのクリーンルームを有しており、人工関節置換術はその部屋でしか行いません。

    < 適応 >
    痛みが強く、保存的加療(内服、外用薬、ブロック注射)で効果がないかたは手術適応です。膝関節の場合、変形が軽度から中等度で内側のみが傷んでいる場合は「片側型人工関節置換術」を施行します。変形が進行してO脚がひどくなれば全面を置換する「全人工関節置換術」の適応です。片側型は全面型に比べて低侵襲なので、手術後の痛みも少なく回復も早いです。O脚が悪化する前に片側型で手術をすることをお勧めします。

    効果 >
    痛みは改善し、手術を受けた90%の患者が満足しています。また95%において15年から20年間、手術した関節の機能が正常に維持されています。日常生活動作は改善し、ゴルフやグランドゴルフなどのレクリエーション、また行けなかった旅行も可能になり、将来の寝たきり予防にもなります。
  • リハビリテーション
    術後翌日から座位・歩行練習が始まります。
  • 疼痛管理
    持続硬膜外麻酔法、超音波ガイド下末梢神経ブロックなどを用いて可能な限り術後疼痛を緩和するようにしています。

外来診療スケジュール(人工関節センター)

午前
B-3
B-4
上松
上松
 
午後
B-4
       
上松
 

※午後の診療は予約のみとなります。

担当医紹介

上松 耕太(センター長)

学歴・学位 奈良県立医科大学 平成4年卒/医学博士
専門医・活動 奈良県立医科大学臨床教授
日本整形外科会認定整形外科専門医、日本膝・関節鏡・スポーツ学会評議員、日本臨床バイオメカニクス学会評議員、日本人工関節学会会員、関西膝・関節鏡研究会幹事、関西臨床スポーツ研究会幹事、奈良痛みを考える会幹事、奈良スポーツ医学研究会幹事、International Society of Arthroscopy, Knee surgery and Orthopaedic Sports Medicine (ISAKOS) member、International Cartilage Repair Society (ICRS) member
専門分野 膝関節外科 人工関節置換術 鏡視下手術全般、膝靱帯再建術

曽根 由人 (医師)

学歴・学位 奈良県立医科大学 平成22年卒
専門医・活動 -
専門分野 -

 

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