診療科の概要

糖尿病内科

 わが国において糖尿病患者の数は急速に増加しており、その合併症としての腎不全による透析導入や、網膜症による失明、足壊疽による足切断は社会的問題となっております。当科では、このように増加している糖尿病患者のために、糖尿病に特化した診療を行っています。
 2021年4月より常勤医は不在となり、当科としての入院診療は行えなくなりました。

内分泌内科

下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などの内分泌系疾患、二次性糖尿病、二次性高血圧、脂質異常症や高尿酸血症などの代謝疾患を担当します。

診療内容の特色

糖尿病内科

 当院は急性期病院であり、急性疾患で入院した患者の血糖管理、周術期血糖管理、糖尿病初回介入における糖尿病指導を主な業務としております。
糖尿病療養指導士（CDE）の資格を有する医療スタッフによる糖尿病療養指導
 糖尿病は食事療法、運動療法、インスリン自己注射、自己血糖測定など自己管理が大切な病気です。この自己管理の方法を直接患者に指導するのが、糖尿病療養指導士（CDE）です。当院にはCDEが、2022年7月現在15名（看護師3名、管理栄養士2名、薬剤師2名、臨床検査技師4名、理学療法士4名）在籍しており、患者の糖尿病療養をサポートします。
糖尿病合併症を含めたトータルケア
 総合病院としてのメリットを活かし、他診療科の協力により、糖尿病の合併症（腎症、網膜症、神経障害、心臓・脳血管疾患、足病変）に対して対応しております。

内分泌内科

 当科を受診される90%以上は、内分泌疾患の代表であるバセドウ病、橋本病や亜急性甲状腺炎などの甲状腺疾患の方です。他科併診の下で下垂体腺腫、副甲状腺腺腫や副腎腫瘍も診療しています。また必要に応じて外来でホルモン負荷試験も行います。2018年4月から週2回（水曜日、金曜日）の診療体制となりました。

ご紹介いただくにあたって

糖尿病内科

• 当院は地域医療支援病院に指定されており、「かかりつけ医」制度を推進しております。このため糖尿病患者の継続外来診療はしておりません。糖尿病診療に関して新たな介入を必要とせず、継続外来診療を目的としたご紹介の場合は、お断りすることがあります。
• 常勤医は不在ですので、入院診療は行っておりません。
• ご紹介いただきました患者は、糖尿病診療に関しての介入が終了しましたら、紹介いただいた先生のもとでの継続外来診療をお願いしております。インスリン治療を自院で行われない先生は、紹介時にお申し出ください。

内分泌内科

 現在は非常勤医師による診療体制のため、入院が必要な際は他院を紹介させていただくことがあります。

※ 初診時は必ず紹介状が必要です。

※ 月曜日は初診のみです。