放射線室
人員構成
診療放射線技師:23名 放射線室医療事務:2名
業務配置
各部門において認定資格を有した専門性の高い技師が業務の責任者として担当しています。
主な認定資格
診断部門/情報管理部門
・日本X線CT認定技師 ・肺がんCT検診認定・日本磁気共鳴専門技術者・救急撮影技師
・検診マンモグラフィー撮影認定診療放射線技師・日本インターベンション専門診療放射線技師
・Ai認定診療放射線技師・医療情報技師
治療部門
・放射線治療専門技師 ・放射線治療品質管理士・医学物理士・第1種放射線取扱主任
放射線管理
・第一種作業環境測定士・第1種放射線取扱主任者
災害援助協力
・日本DMAT隊員
主な施設認定
- マンモグラフィー検診施設認定
- 日本IVR学会専門医修練施設認定
- 放射線専門医修練施設認定
- 医用原子力技術研究振興財団線量校正施設
主な装置
・CT装置3台・MRI装置2台・RI-SPECT装置1台・血管造影検査装置3台・・一般撮影装置3台
・X線TV装置2台(内1台断層用)・乳房撮影装置1台・骨密度装置1台・外科用イメージ4台
・回診用エックス線装置5台・リニアック治療装置1台
主な検査について
・CT検査
現在のCT検査は、従来のCTスライス画像だけではなく3D画像解析処理により目的とする臓器、骨、血管等を選択的に作成し、様々な方向や位相別等の画像(動画含む)を提供しています。 手術前のシミュレーション画像としても利用し手術のサポートとして欠かせないものとなっています。そうした画像を作成し提供するのが診療放射線技師の仕事でもあります。
・MRI検査
高磁場と高周波の組み合わせにより画像を作成する検査です。放射線を使用しないため放射線被ばくはありません。CT検査とは基本的に異なり、細胞そのものの性質の違いや血液の流れの変化等を画像化するものです。 CT検査と同様3D画像処理を行い、より診断に役立つ画像を提供しています。関節や脊髄の検査でも非常に有効な検査とされています。臨床ではCT検査やエコー検査と組み合し、総合的な画像診断が行われます
・血管造影検査
血管内に造影剤を注入して血管の走行や異常を検査します。同時に非侵襲的な血管内治療(拡張/ステント留置/塞栓/止血等)を行っています。
3室設置:IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)室/心臓カテーテル検査室/頭頚部血管造影検査室
・RI-SPECT検査
RI(放射性同位元素)薬品を体内に注入し、体内に取り込まれたRIから体外に放出される放射線を収集し画像にする検査です。 あらゆる部位の検査に用いられますが、最近では脳血流やアルツハイマー等の脳代謝を調べる検査や心臓の筋肉内の血流状態を調べる負荷心筋シンチ等が主に行われています。 従来の骨の変化や異常を調べる骨シンチは検査数としては今でも最も多い検査となっています。
・乳房撮影検査
当院は乳房検査件数が年間約4000件の検査を行い、それに伴い手術症例(乳腺外科)数と術後放射線治療数は県内でも有数の施設となっています。マンモグラフィー検診施設として、その役割を担っています。
主な検査の年間検査件数
一般撮影検査(約42000件)/ CT検査(約17000件)/ MRI検査(約6000件)/ RI検査(約800件)
血管造影検査(約860件)/乳房検査(約4000件)/ 骨密度(約2200件)/ トモシンセシス(約1600件)
放射線治療について
2018年に高精度放射線治療装置を導入し、治療専門医2名(1名非常勤)、専従看護師1名/専任非常勤看護師1名、専従診療放射線技師2名/専任技師2名が従事し、安全を第一に精度の高い治療を心掛けています。
認定資格として放射線治療専門放射線技師/放射線治療品質管理士/医学物理士等の認定資格を有した専門性の高い常勤技師が複数人体制で従事しています。
年間患者数(約5000件)